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12月4日、私は東京ビッグサイトの熱気の中にいました。 農産物の加工業者様と共に高速バスに揺られ、向かった先は「2025国際ロボット展」。

12月4日、私は東京ビッグサイトの熱気の中にいました。 農産物の加工業者様と共に高速バスに揺られ、向かった先は「2025国際ロボット展」。

理想園では、昨シーズンから冬の休眠期のテーマを「異業種から学ぶ」と定め、今年は特に**「DX(デジタルトランスフォーメーション)」「製造業」**の視点を取り入れることに挑戦しています。

「なぜ農家が工業ロボット?」と思われるかもしれません。 しかし、少子高齢化や労働力不足が叫ばれる今、果樹地帯が生き残るためには、経験や勘だけに頼るのではなく、AIやロボットの力を借りて「効率化」と「持続可能性」を追求する時代が、すぐそこまで来ています。

会場は、普段足を運ぶ農業展示会とは全く異なる雰囲気。飛び交う専門用語に正直戸惑いもありましたが(汗)、必死に食らいつきながら「これを農園の業務にどう落とし込むか?」という視点でブースを回りました。

特に目を引いたのは、重いコンテナの積み下ろしを補助する「アシストスーツ・協働ロボット」や、広大な畑での運搬を担う「自動走行台車(Donkeyなど)」です。これらがあれば、スタッフの身体的負担を劇的に減らすことができます。また、多言語対応の「AI受付システム」は、今後増えるであろう海外からのお客様への対応に大きな可能性を感じました。

頭をフル回転させた後は、新宿へ移動し、炉端焼きで「反省会」です。 美味しい料理とお酒を囲みながら、集めた大量のカタログを広げ、「あれは使える」「これはもっとこうなれば」と、熱い議論を交わしました。

「井の中の蛙」にならぬよう、外の世界を知り、良いものは柔軟に取り入れる。 美味しい料理で英気を養い、理想園の未来を切り拓くヒントを山梨に持ち帰りました。

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