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剪定枝を焼却して炭を作りました。なぜ、わざわざ「炭」にするのか? ここが深掘りポイントです。 完成した炭には無数の小さな穴が開いており、これが土の中の**「微生物たちの住処」**になります。微生物が豊かになることで土はフカフカになり、保水性や通気性が劇的に向上します。この炭が、「土壌改良剤」になって甘い桃にってくれると信じて作業をしています。

剪定シーズンも佳境に入り、畑には切り落とされた大量の枝が山積みになっています。 「これをどう処分するか?」 理想園では、これを厄介なゴミではなく、未来の桃を育てる「最高級の肥料」に変える作業を行っています。それが**「炭作り」**です。

今回作業を行ったのは、30a(アール)ある広大な畑。 ここから出る大量の枝を処理するため、まずは巨大な焼却スペース作りからスタートです。サイズは約2.5m四方、深さは約30cm。本来ならバックホーを使って穴掘り作業をしますが、事情があり今回はトラクターで大まか土を掘りやすいようにして、最後はシャベルを使って手作業で整形…。冬の寒空の下ですが、さすがにこの重労働には汗だくになりました(;^_^A

準備ができれば、いよいよ着火です。 剪定した枝を順不同に燃やすのではなく、火加減を見ながら丁寧に投入し、炭化させていきます。完全に灰にしてしまっては意味がないため、タイミングを見計らってたっぷりの水をかけて消火!最後にトタンを被せて空気を遮断し、数日間蒸し焼き状態で落ち着かせれば完成です\(^o^)/

なぜ、わざわざ「炭」にするのか? ここが深掘りポイントです。 完成した炭には無数の小さな穴が開いており、これが土の中の**「微生物たちの住処」**になります。微生物が豊かになることで土はフカフカになり、保水性や通気性が劇的に向上します。つまり、この炭は桃の木の根っこにとって、最高の環境を作る「土壌改良剤」になってくれると信じて作業をしています。

不要になった枝を焼き、炭にして再び畑に還す。 この「循環」が、桃のコクと甘さにつながると思いながら作業をしています。真っ黒な炭が、来年の夏、ピンク色の美しい桃に変わる日を夢見て、今日も土作りに励みます。

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