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美味しい桃への第一歩!甲州市の青空の下、無数についた蕾から将来の良い実だけを指先で見極め、厳選していく春の「摘蕾」作業

3月に入り久しぶりに桃の栽培状況をお届けします♪

澄み渡る青空の下、遠くに山々や街並みを望む私たちの畑では、今年も美味しい桃を皆様にお届けするための重要なステップ、「摘蕾(てきらい)」の作業が本格的にスタートしました\(^o^)/

畑を遠目に見ると、桃の木々はまだ冬の眠りから覚めていないように見えますが、近づいて枝先をよく観察すると、春を待ちわびる小さな蕾がびっしりとついています。赤みを帯びた枝には、ふっくらとした蕾が数え切れないほど並んでいます。もし、この蕾をすべて咲かせて実をつけてしまうと、木の栄養が分散してしまい、大きくて甘い桃に育ちません。

そこで、開花前のこの時期に、あらかじめ余分な蕾を落としていくのが「摘蕾」です。手袋をした手で、上向きの蕾や枝の根本についた蕾など、将来良い実になりにくいものを一つひとつ指先で丁寧に払い落としていきます。

単純な作業のようですが、広大な畑に広がる無数の枝すべてに目を通し、一つひとつ手作業で行うのは非常に根気のいる仕事です。ずっと上を向いたままの姿勢が続いたり、脚立を何度も上り下りしたりと、体力的にもハードな日々が続きます(;^_^

しかし、この地道な手作業こそが、大切なんです。生育の段階で桃の実を段階的に減らすのがポイントです。一度に減らしてしまうと変形した形の桃になる可能性が多いので、摘蕾(てきらい)→摘花→予備摘果→本摘果→見直し摘果と5回の工程で数を減らしていきます。

この時期に行う摘蕾作業は夏の収穫時にたわわに実る、あの甘くてジューシーな桃を育むための初めの一歩なのです。選び抜かれた蕾が無事に花を開き、やがて立派な桃へと成長していく姿を想像しながら、作業をしていきます。

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