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桃の袋掛けがスタート!桃の見直し摘果(てきか)をしながら袋をかけていきます。5月中旬から6月下旬ころまで、品種順にこの作業を進めて行きます(;^_^

当農園では昨日から、桃栽培における非常に重要な作業である「桃の袋掛け」作業が始まりました!

1枚目の写真をご覧いただくと、雄大な山々を背景に、青々とした桃の木々が広がっているのがわかります。そしてよく見ると、緑の葉っぱの間に茶色い小さな袋がたくさんぶら下がっていますよね。

2枚目の写真に近づいてみると、専用の紙袋には「はっ水」という文字が印字されています。昨日から始まったこの作業、果樹園に実った無数の小さな桃の実一つ一つに、手作業で丁寧にこの袋を被せていくのです。上を向いたまま腕を上げ続けるため、首も肩もパンパンになるなかなかの重労働ですが、この時期の果樹園は緑色のキャンバスに茶色い水玉模様を描いたような、独特の可愛らしい風景に包まれます。

さて、皆さんはなぜ桃にわざわざ一つずつ袋をかけるのか、その理由をご存知でしょうか? 全ての品種に桃の袋をかけるわけではありませんが、品種によっては、ある一定の期間、袋の中に入れて雨に当たらないようにしないと果肉にひびが入り、割れてしまう事があります。それ以外にも3つの目的があります。

1.病気や害虫、雨からデリケートな実を守る 桃は非常に繊細な果物です。むき出しのままにしておくと、虫に食べられてしまったり、鳥に狙われたりしてしまいます。また、写真の袋に「はっ水」とあるように、雨水に当たるとそこから病原菌が繁殖しやすくなります。袋をかけることで、物理的に外敵や雨から大切な実を守る「バリア」の役割を果たしてくれるのです。

2.均一で美しい「桃色」に仕上げる スーパーに並ぶ桃は、どれも綺麗なピンク色をしていますよね。実は、太陽の光を直接浴び続けると、桃は日焼けして赤黒くなったり、葉っぱの影になって色がムラになってしまいます。一旦袋の中で光を遮断して大切に育て、収穫の少し前に袋を外して一気に日光に当てることで、あの均一で美しい、ほんのりとした「桃色」に色づかせることができるのです。

3.風や枝によるスレ傷を防ぐ 強い風が吹いた時、周りの葉っぱや枝が少し擦れるだけで、桃の柔らかな果皮には傷がついてしまいます。袋はクッションの役割も果たし、風雨によるスレ傷を防ぎ、あのベルベットのようななめらかで美しい見た目を保ってくれます。

一つ一つの実に「美味しくなあれ」と願いを込めながら、根気よく作業を進めていきます(;^_^

今年も6月20日から桃狩りをします。

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